ドアミラーの低温特性

カテゴリー:新素材自動車部品

◎試験内容:樹脂の低温衝撃特性の解明 ◎使用装置: IM10シリーズ ◎オプション:温度制御チャンバー
◎ユーザー:自動車メーカー(フランス)

寒冷地でのドアミラー破断が頻発。使用している樹脂材料の低温時における衝撃特性解明が必要となりました。一般的なシャルピー試験ではクラック発生に要する衝撃荷重・エネルギーの特定が難しいため、実際の衝撃に近い「多軸衝撃試験」(貫通衝撃)を実施。

ISO6603-2に準拠した多軸衝撃試験(貫通衝撃)を室温と低温(-30℃)の2水準で実施。
100mm x 100mmの板状サンプルを冶具にセットし、先端半球状のΦ20mmストライカで試験を実施。
グラフは室温でのデータとー30℃のデータを比較しています。


温度制御チャンバー◎緑線:室温データ ◎赤線:−30℃データ

低温での脆化が見られ、より小さな変位で破断する事が確認されました。
衝撃吸収エネルギーも低下し、最大荷重の発生とともにサンプルは脆性的に破断しています。
その後、低温での耐衝撃性が高い樹脂材料の選定も本試験で実施しています。