パンクチャー・ダート衝撃試験(貫通衝撃)

ISO6603-2・JIS K 7211-2・ASTM D3763・ISO7765

衝撃試験機

◎塗料による樹脂の衝撃特性への影響(スポイラーの耐衝撃特性)


自動車スポイラーの割れが多発し,要因と考えられる塗料による樹脂材料の脆化を評価しました。塗膜の厚みと異なる粘弾性特性の塗料を組み合わせた多数の試験片を作成し、パンクチャー衝撃試験により適正な衝撃特性が得られる組み合わせを探します。

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◎樹脂材料の温度による衝撃特性への影響(ドアミラーの低温脆化)


寒冷地でドアミラーカバーの割れが発生。低温での衝撃特性を評価する必要があり、恒温チャンバーを使用し、低温での衝撃特性を評価します。

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◎レース用高速ボート素材の耐衝撃性評価


高速ボートに使用されるコンポジットの耐衝撃特性を評価。物体と接触した際の強度を評価するため、パンクチャー試験を実施。より詳細に衝撃特性を評価するため、高速ビデオカメラとリンクさせた評価を行います。

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◎フィルムの耐衝撃性


樹脂フィルム強度の品質管理。製袋用フィルムの衝撃強度を試験し、要求される強度が得られているか生産ラインの直近で試験。試験データからのフィードバックにより、適正な強度が得られるようリアルタイムで生産速度を管理します。

圧縮衝撃・衝撃吸収性の評価

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◎F1用コンポジットの衝撃吸収性


F1コックピットの周囲に配置されるパーツの衝撃吸収性能評価を行います。圧縮方向に衝撃エネルギーを与え、衝撃吸収性能の速度依存性、衝撃エネルギー依存性などを評価します。

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◎発泡樹脂の衝撃吸収性、高速衝撃データの再現性(20m/s高速圧縮衝撃試験)


自動車用途の発泡材料に20m/秒の高速で圧縮方向の衝撃を与えます。3回の試験を行い、高速衝撃での衝撃吸収性能と試験データの再現性を確認します。

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◎自動車用金属材料のフローストレス評価(1)


直径5mmの円柱状金属サンプルに圧縮方向の衝撃を与えます。試験は5回繰り返し、高ひずみ速度におけるフローストレス性を評価します。試験時に発生する熱の影響を僅少にするため、試験片をセットするアンビルにはヒーターを装備し、その熱が試験機側に伝わらないよう、ヒーター下のアンビルはコンポジットで製作されています。

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◎自動車用金属材料のフローストレス評価(2)


円柱状金属サンプルに圧縮方向の衝撃を与え、高ひずみ速度におけるフローストレスを評価します。高速ビデオカメラの画像と数値データを組み合わせることでより詳細な解析を行います。

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◎アルミ製クラッシュチューブの衝撃吸収性能評価


アルミ製クラッシュチューブ(円筒状)に圧縮方向の衝撃を与え、衝撃吸収性能を評価します。高速ビデオカメラと組み合わせて試験データと画像データを組み合わせた解析を行います。

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◎炭素繊維強化樹脂(CFRP)の衝撃吸収性能評価


束ねたチューブ状CFRPサンプルにフラットなストライカで所定の衝撃エネルギーを与え、衝撃吸収性能を評価します。高速ビデオカメラと組み合わせて試験データと画像データを組み合わせた解析を行います。

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◎ブイの衝撃吸収性能評価


ブイに圧縮方向の衝撃を与え、製品の変形を高速ビデオカメラで撮影します。画像データと数値データはソフトウェアにより自動でリンクされ、画像と数値を合わせた解析を行います。

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◎ゴム材料の衝撃吸収性評価


半球状のゴム材料に圧縮方向の衝撃を与え、衝撃吸収性能を評価します。重量250㎏の落錘を使用した高衝撃エネルギーの試験です。試験時のサンプル変形を高速ビデオカメラで撮影し、ソフトウェアにより自動でリンクされた数値データと融合させた解析を行います。

高強度接着接合・動的割裂抵抗性試験・くさび衝撃法

ISO11343・JIS K6865

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◎自動車用接着剤の剥離強度


スポット溶接間を接着する自動車用途の構造用接着剤を評価しています。2枚の金属片を接着したサンプルを専用の治具にセットします。ISO11343に準拠したくさび形状のストライカで動的割裂抵抗性を評価します。

引張試験・高速引張試験(最大20m/秒)

衝撃試験機

◎自動車用アルミ材料の評価


ダンベル形状の自動車用アルミ材料を専用治具にセットし、引張試験を行います。発生する荷重のノイズをできる限り抑えるためサンプル直近に専用荷重トランスデューサーを装備します。引張方向の変位は変位センサーで検出し、高速ビデオカメラとリンクさせるオプションによりサンプルの幅を自動でトラッキングし、計測することができます。

衝撃試験機

◎合わせガラス樹脂材料の評価(高速ビデオ)


合わせガラス樹脂材料の引張試験です。ダンベル状に加工されたサンプルは専用の治具にセットされ、落錘衝撃試験機で引張試験を行います。発生する荷重のノイズをできる限り抑えるためサンプル直近に専用荷重トランスデューサーを装備します。最大速度は20/秒に対応できるため、高エネルギー、高ひずみ速度の試験が行えます。

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◎複合材料(コンポジット)の評価(高速ビデオ)


コンポジット製のサンプルを引張試験治具にセットし、所定のエネルギーを与えます。高速ビデオの映像と数値データを合わせた解析でより詳細な衝撃特性を評価します。

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◎樹脂の評価


ダンベル状の樹脂サンプルを専用治具にセットし、衝撃試験機による引張試験を行います。3回試験を行い試験の再現性も合わせて確認します。

CFRPの眉間破壊じん性試験

ISO15024・JIS K7086

衝撃試験機

◎高速ビデオと組み合わせたコンポジットの試験(DCB)


複合材料の層間破壊じん性試験(DCB)。高速ビデオカメラとの組み合わせにより試験時のクラックを詳細に解析します。クラック先端を自動で追尾するオプションにより起点の位置からクラック先端までの長さを自動で検出することができます。

衝撃試験機

◎高速ビデオと組み合わせたCFRPの試験(DCB)


CFRPの層間破壊じん性試験(DCB)。高速ビデオカメラとの組み合わせにより試験時のクラックを詳細に解析します。クラック先端を自動で追尾するオプションにより起点の位置からクラック先端までの長さを自動で検出することができます。

シャルピー試験

衝撃試験機

◎金属材料のシャルピー試験


金属材料のシャルピー試験を落錘式衝撃試験機で行います。打点位置が安定しているため落錘式ながらシャルピー試験が行えます。

CAI

JIS K7089・ASTM7136/7137

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◎炭素繊維強化樹脂の衝撃後圧縮試験


CFRPの衝撃後圧縮試験。計装化するためのセンサーを搭載しながらも落錘全体の重量を低く抑える必要があるため、2kg~10kg可変重量の軽量落錘を使用します。

製品試験

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◎自動車用シートの衝撃吸収特性評価


IM10-Tの大型試験チャンバー内に自動車用シートを固定します。人間の頭部を模した半球状ストライカで製品そのものへ衝撃を与え、シートの衝撃吸収特性を評価します。
試験は2回繰り返し、データの再現性も合わせて確認します。

衝撃試験機

◎自動車ナックルジョイントの耐衝撃特性評価


専用の治具にセットしたナックルジョイントに所定の衝撃エネルギーを与え、耐衝撃性を評価します。鋳造した金属製パーツの試験では高い荷重が発生するため、試験機フレームの強度などが試験データの信頼性に大きな影響を与えます。